「ニームが、誰かの手に届くまでの途中で。」

ニームの事業に関わる中で、改めて「加工の現場」に立つ機会をいただきました。
鹿児島の今村茶園さんのご協力のもと、ニームの葉の裁断、焙煎という工程を実際に行いました。
これまでは完成した原料や製品を受け取る立場でいることが多く、
加工そのものを手伝うという経験は、ニーム事業を始めてから初めてに近いものでした。
■ 葉に触れて分かったこと

実際にニームの葉に触れてみると、想像していた以上にしっかりとした質感があり、乾燥していながらも、簡単に粉にならない強さを感じました。
裁断する際の感触や音、
焙煎中に立ち上がる香り。
こうしたものは、資料や写真だけでは分からないもので、
現場に立って初めて実感できるものだと思います。
作業自体は決して楽なものではなく、
均一に仕上げるためには集中力も体力も必要でした。
■ 父と二人で作業した時間

今回の作業は、父と二人で行いました。
これまで、このような加工の工程は、基本的に父が一人で担ってきました。
ニーム事業を始めてからも、
私は企画や販売、全体の設計に関わることが多く、
実際の加工の現場は父に任せきりになっていた部分があります。
その作業に、今回初めて横に並んで手を動かしたことは、
事業としてだけでなく、親子としても、とても良い時間だったと感じています。
多くを語るわけではありませんが、
同じ作業を共有する中で、これまで父が積み重ねてきた時間と労力の重みを、自然と感じることができました。
■ ニームが形を変えていく、その途中

今回裁断・焙煎したニームの葉は、この後、気流式殺菌を行い、お茶や化粧品といった商品へと姿を変えていきます。
畑にあった葉が、
人の手を何度も経て、
最終的に誰かの生活の中に入っていく。
その流れの一部に関われたことは、率直に嬉しく、
同時に、身の引き締まる思いもありました。
■ 次に向けて

作業を終えた帰り道、
次に作りたいもの、試したいことが次々と頭に浮かびました。
お茶としての可能性。
化粧品原料としての広がり。
まだ形にしていないアイデアも含めて、やれることはたくさんあります。
ワクワクという言葉が一番近いですが、
浮ついたものではなく、
「ちゃんと作れる土台がある」という前向きな感覚に近いものです。
■ おわりに

ニームは、簡単に商品になる素材ではありません。
だからこそ、人の手を通して丁寧に形になっていく過程に、意味があるのだと思います。
今回の加工の経験は、
ニームが商品になるまでの“途中”を、しっかりと自分の身体で理解する機会でした。
これから、このニームがどのような形で皆さまの手に届くのか。
その先を思い描きながら、また一つ、やりたいことが増えました。
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