ESSAY

エッセイ

乾燥は肌のバリア機能低下によって引き起こされる

まだまだ暑い日が続きますね。

ただ、先日は少し涼しく秋に向かっているんだなと感じた日もありました。

秋から冬にかけて気になるのは乾燥ですよね。

そんな乾燥は、オイリー肌やニキビなど、様々な肌トラブルの原因となります。

今回は、そんな乾燥肌を起こすメカニズムと、その対策についてお伝えしていきます!

乾燥肌を起こすメカニズム

本来、肌は水分を保持するための、内部に水を閉じ込め、蒸発させないための仕組みが備わっています。

この仕組みを「肌のバリア機能」と呼びます。

バリア機能は、「角質層」と「皮脂層」という0.02mmほどの厚みの表皮が担っています。

角質層は、角質という細胞がタイルのように何層も積み重なって形成しています。
その隙間を「天然保湿因子(アミノ酸や尿素など)」や「角質細胞間脂質(セラミドや脂肪酸など)」などのうるおい成分が満たし、さらに角質層の表面を、皮脂と汗からできる天然の保湿剤である「皮脂膜」が覆うことで、強力なバリアを形成しているのです。

乾燥肌のメカニズム
乾燥肌のメカニズム

このバリア機能が低下した肌では、水分が保持されずに逃げてしまうので、乾燥肌になってしまう、というメカニズムです。

原因は?

では、このバリア機能低下を引き起こす原因を知った上で、対策もしていきましょう!

生活習慣の乱れ

健康な肌を保つ鍵は水分と皮脂の良好なバランスです。これが、正常なバリア機能により肌をつややかに保っています。

しかし、偏った食事や睡眠不足などによって生活習慣が乱れると、皮脂の分泌がアンバランスになって肌トラブルが起きたり、肌の回復能力が落ちることでバリア機能が低下したりする原因になります。

特に、慢性的な睡眠不足は、ターンオーバーによる細胞の修復を妨げ、肌のバリア機能に深刻なダメージを与えます。
また、睡眠時に出る成長ホルモンには、皮膚のターンオーバーの促進だけでなく、皮膚の水分を保つ働きや皮膚の細胞分裂や再生を促進する働きがあります。したがって、睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が低下し、ターンオーバーが滞ることで肌の修復が間に合わなくなり、バリア機能が低下してしまうのです。

対策:睡眠を中心に、正しい生活習慣を心がけましょう。
もしも仕事柄どうしても整えるのが難しい、という場合には、スキンケアでは補えないところなので、サプリなどを活用するのも一つの手かもしれません。

紫外線によるダメージ

紫外線は、肌から水分を奪うだけでなく奥へと浸透し、まだ若い細胞を攻撃します。そうすることで角質層の細胞の並びがガタガタになり、細胞間の成分も乱れ、水分が失われやすい状態になります。

対策:紫外線ケアは年中必要ですので、正しくケアをするようにしましょう。
(こちらも参考に: https://kikala.co.jp/essay/240529)

加齢によるもの

加齢によって、身体全体の水分量が少なくなる他、表皮に存在する天然のうるおい成分である「天然保湿因子」や「角質細胞間脂質」、表皮から分泌される「皮脂」の量が年々減少していきます。

そのため、より保湿に対してのスキンケアが必要となります。

対策:お風呂上がりの保湿ケアは入念にしましょう。肌のバリア機能を回復させるためには、洗顔や入浴の後は、肌が乾ききらないうちにしっかりと保湿ケアをすることが大切です。

誤った・合わないスキンケア

自分に合っていないスキンケア用品を使ったり、良かれと思ってクレンジングの際に過剰に強く擦りすぎることで、肌への刺激を強めてしまいます。

洗顔のし過ぎは肌に必要な皮脂まで除去してしまい、結果的にバリア機能が低下してしまいます。

対策:自分の肌質を知り、適切なクレンジング、スキンケア用品を選ぶようにしましょう。

さいごに

様々な肌トラブルを引き起こす「乾燥」。これからの季節に向けて、今のうちから生活習慣やスキンケア用品を見直していきましょう。

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